ワキガ対策にミューズは逆効果!ニオイを悪化させる原因になる

どこで広まったのか分かりませんが、「ミューズでワキガ臭が落ちる」と言われています。確かに洗浄剤(界面活性剤)を配合しているため、毛穴よごれや表面的な汚れは落ちます。

しかし「ワキガ対策」として用いるのは控えた方がいいかもしれません。ミューズは殺菌効果があり菌の繁殖を防ぐ効果が期待できますが、効果が強力過ぎるため体に必要な常在菌まで取り除き、かえってにおいを強くしてしまいます。

皮膚にとって必要な菌まで取り除いてしまうと、外部からの刺激を受けやすくないなり余計にワキガ臭が強まるのです。

ワキガ対策にミューズはおすすめできない

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「薬用石鹸ミューズ」は殺菌効果の強さと独特の香りで人気の高い石鹸です。手には外部から様々な菌が付着し、手に付着した菌が風邪や熱、胃腸炎などと結びつきます。従って、ハンドソープは私たちが思っている以上に強力な殺菌効果を持っているんです。

ミューズは脇に対して刺激が強すぎる

ミューズは高い殺菌効果を持っていますが、その高い殺菌効果もワキガに対しては逆効果です。「殺菌」を主目的にしているため、ミューズを手以外の肌に使用すると、つっぱりやすく必要以上の皮脂がなくなり乾燥してしまうのです。乾燥した肌は菌が溜まりやすくニオイ菌が強まります。

脇は手より汚れやすくニオイ菌が増える原因が多い

外気に触れる手に比べて、常に衣服に触れる脇は菌を繁殖させやすい性質を持っています。

  • ワキは蒸れやすく乾きにくい
    外気に触れていない分、ワキは非常に蒸れやすいです。また、一度蒸れて湿ると通気性が悪いため乾きにくいです。
  • 衣服に菌が付着して増える
    手は汗をかいても触れているものがないため、手の上でしか菌が増殖しません。そのため洗い流すことである程度の菌が落ちます。しかし、ワキ汗は一度かくと衣服に付着してしまい、乾いても衣服に菌が増殖してニオイを発します。
  • アポクリン腺は手にない
    ワキガ臭の元のアポクリン腺は手には存在しません。手はエクリン腺は豊富にありますがニオイを発する元はありません。また毛穴もないため皮脂が出ず「手が臭くなる」ということはまずありません。

ミューズに含まれるワキガに効果的な成分

ミューズの成分については以下の通りです。

ミューズの成分・原材料(医薬部外品)

トリクロカルバン、無水クエン酸、パーム核油脂肪酸、エデト酸塩、酸化チタン、赤色201号、黄色203号、香料、精製水、せっけん用素地

参考元:ミューズ公式HP

トリクロカルバンに消臭・殺菌効果がある

ミューズに多く含まれている「トリクロカルバン」に消臭・殺菌効果があります。その高い効果がミューズだけでなく、シャンプー・ボディソープ・洗顔料・メイク落としなどの様々なものに配合されている成分です。

トリクロカルバンがワキガ臭を悪化させることも

トリクロカルバンはニオイの元となるブドウ球菌に効果的で、繁殖を防ぎます。しかし、皮膚にあるブドウ粒菌はニオイを抑える効果があり必要な細菌です。また、ミューズをワキに使った方も一時的なニオイは抑えられても、数時間でもとに戻ってしまいます。

「洗い過ぎ」が原因で脇が臭くなる

人間の肌から出る汗や皮脂は水溶性のため、シャワーや浴槽に浸かることで洗い流されます。従って、本来であれば石鹸類を使わずとも肌を清潔に保つことは可能なのです。過剰に石鹸やボディーソープを使いすぎることが原因で、皮脂や皮膚そのものが削ぎ落とされ、それを守るために更に体から皮脂や油分、汗を分泌させようと体が反応することもあります。

つまり、石鹸やボディーソープを使っていない方がワキガや体臭対策になることがあるんです。

こんな方は要注意!ミューズを使うとワキガが悪化してしまう方

  • 脇が蒸れやすい服装でいる方
    通気性の悪い服装や、脇が汗をかいても乾きにくい服装でいる方はニオイが悪化します。
  • 肌が乾燥しやすい方
    ミューズは洗浄力が強いため、必要な皮脂も落とし肌を乾燥させてしまいます。
  • 香水やコロンなどでニオイを体に付けている方
    ミューズ自体の香りも強いため、香り付けのための香水やコロンとの併用はおすすめできません。
  • ワキガ臭が強い方(レベル3以上の方)
    一時的なニオイ対策にはなるかもしれませんが、ニオイが押さえつけられた反動で更にニオイが強くなることがあります。
  • ミューズに大いなる効果を期待している方
    ミューズに含まれている成分のトリクロカルバンは他の石鹸やボディソープにもよく含まれているものです。「ミューズ」というものに対する特別感は持たないようにしましょう。

ワキガにはワキガ用のケアが一番効果あり

香りの強い石鹸やボディソープなどを使う方も多いですが、どれも科学的根拠があるわけではありません。人間の肌はデリケートで部位に合った方法でケアをする必要があります。ワキにはワキ専用のケアを行いましょう。

特に最近のワキガクリーム、制汗剤は、『科学的に』ワキガの消臭・防臭・殺菌を行える成分が配合されています。具体的にはイソプロピルメチルフェノールという成分です。ワキガ対策においてはこうした科学的根拠がある成分を含んだ専用のケアアイテムで対策しましょう。

イソプロピルメチルフェノールとそれを含んだ制汗剤に関する解説